「就職して、定年まで40年も働き続けるの…?」
「年金はもらえるのか? 老後2000万円なんて貯まるのか?」
ふとした瞬間に襲ってくる、将来へのドス黒い不安。 この正体を知っていますか?

「なんとなくヤバそう」だけど、具体的にいくら足りないのか分からない…。
そう、不安の正体は「見えないこと(数値化されていないこと)」です。
人間は、お化け屋敷のような「見えない恐怖」には耐えられませんが、敵の正体さえ分かれば対策を立てられます。
今回は、漠然とした不安を消し去るために、「あと何年働けば自由になれるのか?」を瞬時に計算するWebアプリを、AIと一緒に自作してみましょう。
既存の複雑なローン計算機とは違う、あなた専用の「人生設計ツール」です。
そもそも「いくらあれば自由」なのか?
アプリを作る前に、計算式(ロジック)を知る必要があります。 ここで使うのは、米国株投資の出口戦略として有名な「4%ルール」です。
年間支出の「25倍」の資産があれば、年利4%の運用益だけで生活費をまかなえる(元本が減らない)という理論。
毎月20万円(年240万円)で暮らせるなら、6,000万円あれば「労働からの卒業」が可能。
「6,000万なんて無理!」と思いましたか?
でも、もし「副業で月10万稼げる」なら、必要な資産は半分になります。 「生活費を月15万に落とす」なら、もっと早まります。
この複雑なパラメータを、一瞬でシミュレーションできる道具を作ればいいのです。
開発:AIに「人生の皮算用」を依頼する
今回もコードは書きません。 ChatGPT(またはClaude/Gemini)に、以下の「発注書」を渡してください。
今回は、スライダーを動かすとリアルタイムでグラフが動くような、ちょっと高度な機能をつけてみます。
あなたはプロのファイナンシャルエンジニア兼Web開発者です。 以下の仕様で「FIRE(早期リタイア)シミュレーター」を1つのHTMLファイルで作ってください。
【機能】
入力項目(スライダーで操作可能に): ・現在の貯金額(万円) ・毎月の貯蓄額(万円) ・想定年利(%)※初期値5% ・目標資産額(万円)
出力結果: ・「目標達成まであと◯年◯ヶ月」と大きく表示 ・資産が増えていく推移を簡単な棒グラフで描画(Chart.jsなどのライブラリを使用)
【デザイン】 ・背景は白ベース、文字は濃いグレーで見やすく。 ・結果の数字は赤色で強調。 ・スマホでも操作しやすいUIで。
実行:未来を「見える化」する
出力されたコードを、いつものようにメモ帳に貼り付け、「fire.html」で保存して開いてみてください。
スライダーを動かしてみてください。
数字が動くたびに、「漠然としたお化け」が「攻略可能なゲーム」に変わっていく感覚が分かるはずです。
なぜ、わざわざ「自作」するのか?
ネット上には高機能なシミュレーターがたくさんあります。 それでも私が「自作」を勧める理由は、「自分にとっての幸せの定義」をコードに組み込めるからです。
市販のツールは「結婚・出産・家購入」が前提になっていることが多いです。 でも、あなたの人生はそうとは限りません。
【応用編】もっと「現実」を見る。プロ仕様のシミュレーターへ
先ほどのシンプルな計算機でも、概算はつかめます。
しかし、私たちは「インフレ(物価上昇)」という見えない敵とも戦わなければなりません。
そこで今回は、機能をアップグレードさせてみました。
これが、あなたの人生をより精密に予測する「FIRE達成シミュレーター Pro」です。
強化されたポイント
- インフレ率の考慮: 物価上昇により目減りする資産価値を自動計算。
- サイドFIRE対応: リタイア後の「副業収入」を入力すると、必要な資産額がどう減るかリアルタイムで判定。
- 複利の可視化: 「自分の努力(積立額)」と「お金の努力(運用益)」を色分けして表示。
まとめ:不安は「行動」でしか消えない
そうやって思考停止している間にも、不安の影は大きくなっていきます。
今日、あなたはAIを使って、自分だけの未来予測ツールを手に入れました。 これは単なるWeb開発の練習ではありません。「自分の人生の手綱を、自分で握るための訓練」です。
もし、このシミュレーターで出た数字を実現するために「投資の勉強」を本格的に始めたいなら、世界中で読まれているこの名著が入り口になります。 (アプリを作るだけなら無料ですが、中身の知識を入れるには読書が最強です)
まずは手を動かして、アプリを作ってみてください。
「あ、意外となんとかなるかも」と思えたら、もうあなたの勝ちです!



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